escapeと合羽の話
スペイン語の勉強
冬休みにやりたいこと「#4. 言語の勉強」 を少しだけやった.
私の薄っぺらいスペイン語歴は一般教養の第2外国語習った大学1年生まで遡る.
今回なんとなく本屋で買った「スペイン語の語源」(岡本信照(2021),白水社)についてです.スペイン語の語源 - 白水社
適当に読んでいて見つけたネタを書いていこうと思う.
例えばスペイン語でescaparという動詞は,英語のescapeと似ているから容易に「逃げる」という意味は推測できる.
このescaparという単語,分解するとex-「外へ」+cappa「外套」となる.
もとの意味まで辿ると「外套を脱ぐ」で,「障害や束縛から逃げる」という意味に変わっていったらしい.
そこで思った.
cappaってあの「合羽」か?
日本語の合羽はポルトガル語のcapaから来ているらしく,同様にカバー的な意味がある.なるほど,エスケープのケープは合羽,そう,あの雨合羽を意味しているのだ.
ちなみに,アカペラのカペラも,チャペルも,チャップリンも,帽子のキャップも,キャプテンも,キャベツも,合羽と語源を共有しているらしい.
(出典:https://wedder.net/kotoba/cabbage.html)
こういう繋がりを知ると脳汁が滅茶苦茶出る気がする.
これからエスケープキーを押すたびに合羽を思い浮かべていくことだろう.
ということで,最近面白いと思った言語ネタでした.